債務整理【任意整理・特定調停・個人再生・自己破産】で借金問題を解決するには

借金問題を解決する債務整理の方法には、任意整理、特定調停、個人再生、自己破産の4つの方法があります。各々の債務整理の方法のメリットとデメリットを詳しく解説します。また、過払い金の請求についても説明しています。任意整理、特定調停、個人再生、自己破産のうち、どの債務整理が一番適しているかをどのようにして判断すれば良いか?また、その手続きにはどのようなものが必要かも説明します。過払い金請求によって、借金問題を解決するだけでなく、お金が戻ってくる場合もあります。

自己破産後はローンを組めるのか?

自己破産をするとなった場合ですが、気になってくるのがその後にローンを組めるのか?ということです。例えば自己破産後の生活で自動車が欲しくなる、ということもあるでしょう。生活基盤がしっかりとすれば、住宅がほしい、といった気持ちも生まれてくるかもしれません。

今回は、自己破産をした後にローンを組むことは出来るのか?といった事を明らかにしていきます。


■自己破産後は基本的にローンは組めない!

・個人信用情報に債務整理情報が記されてしまう

自己破産を行ってしまうと、個人信用情報にマイナスの情報が記されてしまうことになります。金融事故を起こした、と明記されてしまうので、ローンが利用出来なくなってしまうのです。

そもそも、ローン会社は審査を行うときに、必ずと言ってよいほど目を通しているのが個人信用情報です。お金を貸しても平気な相手なのかを確認しているわけです。しかし、そこで債務整理をした情報が掲載されていると、貸し倒れリスクが一気に高まるので審査落ちにしてくるわけです。

自己破産をしてしまうと、いわゆるブラックリスト、といった状態になってしまいます。

そこで気になってくるのが、自己破産の情報はいつまで記載され続けるのか?ということでしょう。


■最大10年で情報は削除される

・いずれはローンが組めるようになる

自己破産後しばらくはローンを組むことが出来ません。しかし、一生涯にわたってローンが組めないわけではないのです。
自己破産情報に関しては、最大10年で削除されます。いわゆる時効といったものがあるのです。

時効を迎えて記述が削除されれば、その後はローンを自由に組むことが出来ます。人生のいっときはローンが利用できない、といったデメリットもありますが、時効を迎えてしまえば、特に影響を与えてくることもありません。


■時効前でもローンが組める可能性あり

・中小の消費者金融であればローンが出来ることも

自己破産をすると、すべての業者で借り入れ出来なくなるわけではありません。実は、一部のローン業者の利用が出来る、といった指摘がされています。

大手の消費者金融の利用は難しいのですが、中小の消費者金融であれば、利用できる可能性が十二分にあるのです。中小の消費者金融の審査が甘いというわけではなく、債務整理情報だけで一律審査落ちにしない、といった方針を持っています。柔軟な審査を行ってくれるからこそ、自己破産をしてもローンが組めるケースが多くなっているわけです。