自己破産後はローンを組めるのか?
自己破産をするとなった場合ですが、気になってくるのがその後にローンを組めるのか?ということです。例えば自己破産後の生活で自動車が欲しくなる、ということもあるでしょう。生活基盤がしっかりとすれば、住宅がほしい、といった気持ちも生まれてくるかもしれません。
今回は、自己破産をした後にローンを組むことは出来るのか?といった事を明らかにしていきます。
■自己破産後は基本的にローンは組めない!
・個人信用情報に債務整理情報が記されてしまう
自己破産を行ってしまうと、個人信用情報にマイナスの情報が記されてしまうことになります。金融事故を起こした、と明記されてしまうので、ローンが利用出来なくなってしまうのです。
そもそも、ローン会社は審査を行うときに、必ずと言ってよいほど目を通しているのが個人信用情報です。お金を貸しても平気な相手なのかを確認しているわけです。しかし、そこで債務整理をした情報が掲載されていると、貸し倒れリスクが一気に高まるので審査落ちにしてくるわけです。
自己破産をしてしまうと、いわゆるブラックリスト、といった状態になってしまいます。
そこで気になってくるのが、自己破産の情報はいつまで記載され続けるのか?ということでしょう。
■最大10年で情報は削除される
・いずれはローンが組めるようになる
自己破産後しばらくはローンを組むことが出来ません。しかし、一生涯にわたってローンが組めないわけではないのです。
自己破産情報に関しては、最大10年で削除されます。いわゆる時効といったものがあるのです。
時効を迎えて記述が削除されれば、その後はローンを自由に組むことが出来ます。人生のいっときはローンが利用できない、といったデメリットもありますが、時効を迎えてしまえば、特に影響を与えてくることもありません。
■時効前でもローンが組める可能性あり
・中小の消費者金融であればローンが出来ることも
自己破産をすると、すべての業者で借り入れ出来なくなるわけではありません。実は、一部のローン業者の利用が出来る、といった指摘がされています。
大手の消費者金融の利用は難しいのですが、中小の消費者金融であれば、利用できる可能性が十二分にあるのです。中小の消費者金融の審査が甘いというわけではなく、債務整理情報だけで一律審査落ちにしない、といった方針を持っています。柔軟な審査を行ってくれるからこそ、自己破産をしてもローンが組めるケースが多くなっているわけです。