債務整理【任意整理・特定調停・個人再生・自己破産】で借金問題を解決するには

借金問題を解決する債務整理の方法には、任意整理、特定調停、個人再生、自己破産の4つの方法があります。各々の債務整理の方法のメリットとデメリットを詳しく解説します。また、過払い金の請求についても説明しています。任意整理、特定調停、個人再生、自己破産のうち、どの債務整理が一番適しているかをどのようにして判断すれば良いか?また、その手続きにはどのようなものが必要かも説明します。過払い金請求によって、借金問題を解決するだけでなく、お金が戻ってくる場合もあります。

任意整理をしても家族カードは使い続けられるのか?

任意整理をすると、クレジットカードの利用を停止されてしまう恐れがあります。与信が行われたり、更新時期が来たりすると、ほぼ100%利用停止の処分が下されてしまいます。

一方で気になってくるのが、家族カードの取扱いでしょう。任意整理した本人以外が利用している家族カードには何らかの影響はあるのでしょうか?徹底的に調べてみました。


■任意整理した本人が本会員であった場合

・家族カードを利用している家族に影響を与えてしまう

任意整理した方が、本会員カードを利用しており、家族が家族カードを利用している場合には大きな影響が出てきてしまいます。
家族が利用しているカードは、本会員の信用を基に利用しているわけです。その本会員が債務整理をしてしまえば、本会員カードの利用が停止されるのはもちろんですが、家族カードを利用している家族のカードも利用停止にされてしまいます。

ただ、家族に関しては、本人が任意整理をしたわけではないので、他のクレジットカードの審査に通ることは可能です。任意整理をした場合には、家族に他のクレジットカードを作ってもらいましょう。なるべく家族に与える影響は最小限に留めるべきです。

また、様々な支払いなどに普段から利用していたカードかもしれないので、前もって任意整理をする旨を伝えて下さい。その上で、他のクレジットカードを作成してもらいましょう。


■任意整理をした本人が家族カードを利用しているケース

・家族には影響を与えない

家族カードを利用していた場合は、そのまま利用できる可能性もあります。クレジットカードでは定期的に個人信用情報をチェックしているのですが、基本的に本会員のみのチェックをしているのです。家族まで調べていることはないので、債務整理した本人が使い続けることは可能な場合もあります。

仮に、家族の個人信用情報をチェックしたとしても、任意整理をした本人だけが利用制限を受けてしまうだけです。本会員になっている方にも、他の家族会員にも影響をあたえることはありません。

家族カードの会員の個人信用情報はチェックを見逃されているケースも多いので、債務整理前に家族を本会員とした家族カードを発行してもらっておく、ということもおすすめです。債務整理後にクレジットカードがしばらく使えない、というのはきついですからね。