債務整理【任意整理・特定調停・個人再生・自己破産】で借金問題を解決するには

借金問題を解決する債務整理の方法には、任意整理、特定調停、個人再生、自己破産の4つの方法があります。各々の債務整理の方法のメリットとデメリットを詳しく解説します。また、過払い金の請求についても説明しています。任意整理、特定調停、個人再生、自己破産のうち、どの債務整理が一番適しているかをどのようにして判断すれば良いか?また、その手続きにはどのようなものが必要かも説明します。過払い金請求によって、借金問題を解決するだけでなく、お金が戻ってくる場合もあります。

過払い金請求の費用の目安

過払い金の請求は無料で出来るわけではありません。一定の費用がかかってくるので、注意しなければならないのです。では、実際にどのくらいのお金を用意しておくべきなのでしょうか?

今回は過払い金請求にかかる費用について徹底解説します。
実際に過払い金の請求を行おう、と思っている方は必見です。


■着手金の目安について

・1件あたり 20,000円から30,000円程度

着手金とは最初にかかる初期費用、と覚えてもらって間違いありません。着手金については、過払い金を請求する会社ごとに発生します。

例えば、5社から請求吸える場合には、20,000円なら30,000円×5社となるわけです。思ったよりも高い金額が発生することになるので注意して下さい。

ちなみに、着手金を請求しない、としている弁護士事務所や司法書士事務所も存在しています。


■解決報酬金の目安について

・1件あたり20,000円から30,000円程度

解決報酬金とは、過払い金の返還に成功した場合に発生するものです。貸金業者1件ずつに発生することになります。

過払い金を請求したとしてもなかなか解決しない、といったことも実際にあります。もしも、請求に失敗してしまった場合には、解決報酬金を支払う必要はありません。しかし、基本的に貸金業者は請求に応じてくれることになるので、解決報酬金は請求した分だけ発生することになるでしょう。


■過払い金報酬の目安について

・和解した場合・・・20%前後
・訴訟になった場合・・・25%前後

過払い金の報酬に関しては、和解した場合と訴訟になってしまった場合では大きく異なっています。

和解した場合は、弁護士や司法書士としてもそれほど手続きが煩雑になるわけではありません。ですから、少し報酬も低めに設定されているわけです。
一方で、訴訟になってしまうと裁判所にもいかなければなりません。ですから、報酬については高く設定しているケースが多くなっているわけです。


■実際にかかってくる費用をシミュレート

・過払い金請求対象会社数・・・4社
・過払い金返還額・・・200万円

上記のケースでどのくらいかかってくるのか?ということをチェックしてみましょう。

まずは4社なので、着手金が20,000円から30,000円、解決報酬金が20,000円から30,000円です。
過払い金報酬が20%だとすると、40万円となります。

着手金・・・20,000円から30,000円×4社
解決報酬金・・・20,000円から30,000円×4社
過払い金報酬・・・40万円

合わせて56万円から64万円が相場、ということが見えて来ます。200万円が戻ってくることになるので、140万円から150万円程度はお得になる、ということがわかりますよね。