自己破産すると家族はどのような影響が出てしまうのか?
自己破産をしようと思っている方が気になっているのが、家族への影響だと思います。もしかしたら、家族にも何かしらの影響が出てしまうのでは?と心配してなかなか一歩を踏み出せないケースが増えています。
実際に自己破産をするとどうなってしまうのでしょうか?家族への影響を徹底的に調べてみました。
■直接的な家族への影響はほとんどない
・保証人になっていなければ請求されることもない
家族への影響で最も恐ろしいのが取り立てが家族の元へいってしまう、ということです。ただ、自己破産をしたとしても、基本的に家族のもとに取り立てが行く、ということは考えにくいです。
家族が保証人になっている場合には別ですが、基本的に保証人になっていなければ、家族に取り立てが行くことはありません。そもそも、貸金業者は本人や保証人以外から取り立てを行ってはいけない、とするルールを守らなければなりません。もしも破ってしまえば処分を受けてしまうかもしれないのです。
・カードローンの利用もクレジットカードの利用も出来る
自己破産をした本人は、カードローンの利用もできなくなってしまいます。しかし、家族に関しては、今まで通りにカードローンの利用もできますし、クレジットカードの新たな作成、といったものも可能なのです。
家族が行った自己破産は、その他の家族にまで影響をあたえることはない、と覚えておきましょう。
ただし、100%影響がない、といえば嘘になってしまいます。
■家に住めなくなってしまう可能性あり
・不動産が没収されてしまう
不動産の名義人が自己破産をした人であれば、不動産は差し押さえの対象になってしまいます。競売にかけられて換価されてしまうのです。
家族もその不動産に一緒に住んでいる場合には、その家に住めなくなってしまうことになるので、大きなマイナス、と言っても過言ではありません。
自己破産をすると気には、やはり家族に対して話をつけておく、ということが重要です。確かに心配は掛けたくないかもしれません。しかし、急に影響を与えてしまうのはもっと良くありません。
ちなみに、不動産を守りたい、と思うのであれば、個人再生への切り替えも考えておきましょう。個人再生であれば、不動産を保持したまま債務整理が出来ます。ただし、借金がゼロになるわけではないので、一定の返済能力が必要になってきます。