債務整理【任意整理・特定調停・個人再生・自己破産】で借金問題を解決するには

借金問題を解決する債務整理の方法には、任意整理、特定調停、個人再生、自己破産の4つの方法があります。各々の債務整理の方法のメリットとデメリットを詳しく解説します。また、過払い金の請求についても説明しています。任意整理、特定調停、個人再生、自己破産のうち、どの債務整理が一番適しているかをどのようにして判断すれば良いか?また、その手続きにはどのようなものが必要かも説明します。過払い金請求によって、借金問題を解決するだけでなく、お金が戻ってくる場合もあります。

個人再生のメリット・デメリット

債務整理をする時には、それぞれのメリットとデメリットを把握しておく必要があります。メリットとデメリットを把握しておかなければ、大きなマイナスを招いてしまうかもしれません。特にデメリットを知らずに債務整理をしてしまうと、後で後悔してしまうことも十分に考えられます。

こちらでは、個人再生におけるメリットとデメリットについて徹底解説します。実際に、どのようなメリットとデメリットが存在しているのでしょうか?


■個人再生のメリットとは?

・債務が大幅に減額される

借金ですが、任意整理の場合は元金が殆ど減らない、といった状況になってしまいます。利息の支払額だけをカットする、といった感じになっているわけです。それでは大幅に返済能力が落ちている場合には対応出来ませんよね。

一方で、個人再生に関しては借金元金自体をマイナスに出来る、といった機能があります。基本的に、債務を5分の1まで圧縮できます。500万円の債務があった場合には、100万円まで減らせる、といった効果があるわけです。
借金元金を大幅に減らしたい、と思っている方は個人再生を選択すべきです。

・財産を保持したまま債務整理が出来る

前述したように、非常に効果が高い債務整理方法ではありますが、財産を保持したままで債務整理が出来るのです。自動車や住宅に関しては条件付きではありますが、そのまま持った状態で債務整理出来ます。

自己破産の場合には、自動車や住宅を保持することは基本的には出来ません。それらを手放さなければならないので、今後の生活に大きな影響が出てしまうかもしれないのです。
個人再生であれば、生活に大きな影響をあたえることなく、債務整理が出来ます。

・債権者に強制執行をされることがない~手続き期間中のみ~

個人再生の手続が開始されれば、債権者が給与の差し押さえ、といったことが出来なくなります。自分の身を守ることにも繋がってくるのです。


■個人再生のデメリットとは?

・今後しばらくはブラックリストに掲載されてしまう

個人再生を行ってしまうと、個人信用情報に金融事故を起こしたことが掲載されてしまいます。

新たなローンやクレジットカードの利用に大きな影響が出てきてしまうのです。5年間から10年間は制限を受けた生活をしていかなければなりません。

・返済能力がなければ利用できない

個人再生は返済をする必要がある債務整理です。返済能力が一定以上なければ、選択出来ません。