債務整理【任意整理・特定調停・個人再生・自己破産】で借金問題を解決するには

借金問題を解決する債務整理の方法には、任意整理、特定調停、個人再生、自己破産の4つの方法があります。各々の債務整理の方法のメリットとデメリットを詳しく解説します。また、過払い金の請求についても説明しています。任意整理、特定調停、個人再生、自己破産のうち、どの債務整理が一番適しているかをどのようにして判断すれば良いか?また、その手続きにはどのようなものが必要かも説明します。過払い金請求によって、借金問題を解決するだけでなく、お金が戻ってくる場合もあります。

任意整理の流れ

任意整理を行う、といった決断をした場合には流れを理解しなければなりません。まずはどういったことを行うのでしょうか?理解していないと、手続きがスムーズに進まない、ということもありえます。

今回は任意整理の流れについて簡単に説明していきますね。


■弁護士か司法書士に依頼する

・個人でも出来るがなるべくは専門家にお願いすること

任意整理は個人でも行えます。しかし、相手が個人となると、貸金業者側も債務整理に応じてくれない、といったケースが極めて多くなるのです。要は、舐められてしまうわけです。

弁護士や司法書士に相談することからはじめましょう。あなたにとってどんな債務整理方法が適切なのか、といったことをもしっかりと教えてもらえるはずです。


■専門家と契約した後の手続きについて

・受任通知と債権調査の実施

専門家が債務整理を請け負うとなったら、各貸金業者に対して、受任通知といったものが送られます。債権者はその受任通知が送られてくると、取り立てをストップしなければなりません。督促で大変な思いをしていた方は、ほっと一息つけます。

受任通知と同時に債権の調査を実施します。どの程度の借り入れを行っているのか?といった事を調べていくわけです。

・取引履歴の開示と引き直し計算

各業者に対して取引履歴の開示を実施します。取引の明細を確認するだけではなく、利息制限法による引き直し計算も実施します。利息制限法の上限金利よりも高額な利息金。いわゆる過払い金が発生していないかを確かめるわけです。

もしも発生していた場合には、過払い金として返還請求が出来ます。


■交渉について

・和解交渉を行う

任意整理に関しては、基本的に各業者と和解していくことになります。過払い金があった場合にはその返還、さらに将来利息の支払いのカット、といった内容でお話を進めていくことになります。

相手が専門家となると、基本的には債務整理に応じてくれる業者が多いです。

もしも専門家にお願いしていないと、この和解交渉からなかなか前に進まない、といった状況になってしまうことが少なくありません。


和解契約の締結とその後

和解契約の締結について

今後の支払金額などの交渉がまとまったら、契約を締結します。以上で任意整理の手続は基本的に終了です。和解契約書が発行され、あとはその内容の指示に従っていく、ということになります。

・しばらくは返済が続く

和解契約の内容に決められている返済額を毎月支払っていきます。3年間から5年ほどは返済が続くことになります。