債務整理【任意整理・特定調停・個人再生・自己破産】で借金問題を解決するには

借金問題を解決する債務整理の方法には、任意整理、特定調停、個人再生、自己破産の4つの方法があります。各々の債務整理の方法のメリットとデメリットを詳しく解説します。また、過払い金の請求についても説明しています。任意整理、特定調停、個人再生、自己破産のうち、どの債務整理が一番適しているかをどのようにして判断すれば良いか?また、その手続きにはどのようなものが必要かも説明します。過払い金請求によって、借金問題を解決するだけでなく、お金が戻ってくる場合もあります。

パート、アルバイト、学生でも任意整理は出来るのか?

任意整理をする場合ですが、雇用形態を気にしている方が思ったよりも多いようです。債務整理の中でも、特に任意整理は返済する額が比較的大きい部類に入ります。返済能力、というものが大きく関わってくるのです。

そこで、注目したいのがアルバイトやパート、そして学生です。

こちらでは、アルバイトやパート、そして学生は任意整理が出来るのか?といったことについてお話します。非正規雇用の方で任意整理を検討している方は必見ですよ。


■アルバイト・パート・学生であったとしても任意整理は可能!

・雇用形態に関係なく任意整理は行える

任意整理に関しては、将来の利息などの支払いをカット出来るもので、借金元金を大きく減らすことは出来ません。そこで注目しておきたいのが、収入があるのか?ということです。基本的に任意整理に関しては収入がなければ出来ない、といった特徴を持っています。

一方で把握して欲しいのが、「任意整理は収入があれ出来る」というところです。収入は何も正規雇用の方しかある訳ではありません。非正規雇用の方であっても、毎月ある程度の収入がある、という方も多いでしょう。
中には、月に20万円以上。年間で200万円以上の収入がある、という非正規雇用の方も多いのではありませんか?

学生であったとしても、アルバイトをしているケースは多いでしょう。

収入があって一定以上の返済能力がある、と判断された場合には、雇用形態に関係なく任意整理を選択することが可能です。
ただし、注意すべきなのが任意整理をして返済できるのか?という部分です。仮に任意整理をしても返済しきれない、と想定される場合には、個人再生や自己破産の選択も視野に入れましょう。もちろん、個人再生や自己破産も非正規雇用の方は行えるので安心してください。


■収入額がどれくらいあるかが重要になってくる

・3年間から5年間で返済しきれるのか?

債務整理の場合ですが、任意整理と個人再生は3年間から5年間で完済を目指します。

・任意整理・・・将来の利息をカット
・個人再生・・・将来の利息カット+借金を5分1に減額など

任意整理と個人再生の効果は上記のようなものになります。それらを行ったうえで、3年間から5年間での完済をします。3年間から5年間で、しっかりと完済できる状態でなければ、任意整理と個人再生は難しいのです。
非正規雇用の方は自分の収入で完済できるのか?といった所に注目しましょう。