債務整理【任意整理・特定調停・個人再生・自己破産】で借金問題を解決するには

借金問題を解決する債務整理の方法には、任意整理、特定調停、個人再生、自己破産の4つの方法があります。各々の債務整理の方法のメリットとデメリットを詳しく解説します。また、過払い金の請求についても説明しています。任意整理、特定調停、個人再生、自己破産のうち、どの債務整理が一番適しているかをどのようにして判断すれば良いか?また、その手続きにはどのようなものが必要かも説明します。過払い金請求によって、借金問題を解決するだけでなく、お金が戻ってくる場合もあります。

クレジットカード現金化は借金の解決法にはならない

多重債務状態になってくると、クレジットカードや銀行カードローン、さらにはクレジットカードの審査に通らなくなってしまいます。収入に比べて借入金額が大きいと判断されると、返済能力がないと思われてしまい貸し渋りをされてしまうのです。

あと残っているのはクレジットカードのショッピング枠のみ、という方もいるのではありませんか?そこで注目してしまうのが「クレジットカードのショッピング枠現金化」というものです。

クレジットカードのショッピング枠を現金にかえてしまう、といったものなのですが、こちらの方法は借金の解決方法にはなりません。自分を窮地に追い込んでしまうだけなので、絶対に利用しないで下さい。

今回は、クレジットカードのショッピング枠現金化の真実に迫ります。


■単に借金額が増えてしまうだけである

・現金化をしてもショッピング枠の満額が現金化されるわけではない

ショッピング枠が100万円あったとします。その100万円を現金化しようと思っても、100万円が受け取れるわけではありません。

そこから手数料といった名目で、10%から30%程度の手数料が差し引かれてしまうのです。例えば、20%の手数料が発生する場合には、100万円がもらえるのではなく80万円がもらえる状態になります。
しかし、クレジットカードには100万円を利用した、と入力されてしまうわけです。返済は100万円が基準となります。

クレジットカードのショッピング枠現金化を利用すると、基本的にリボルビング払いを実施しますよね。そうなると金利手数料もかかってきます。リボルビング払い金利は高く設定されており、返済は簡単ではありません。

確かに、現金化サービスはその時は良いと思うかもしれません。しかし、今後のことを考えると、自分で自分の首を絞めているような状態になってしまうのです。


■ショッピング枠現金化は違法である

・逮捕者も出ている

警視庁は現金化を行っていた業者を、金融業者とみなして貸金業法及び出資法違反で摘発を実施しています。そもそも、彼らは貸金業法に基づいて登録しなければなりませんが、それは行っていません。貸金業法に違反している、といった状態になっているのです。

以前は沢山の現金化業者がありましたが、現在では摘発の影響もありほとんど見られなくなりました。

・クレジットカードの規約にも違反している

クレジットカードの規約にも現金化サービスの利用が規約違反である旨が明記されています。もしも利用してしまうと、一括返済を求められてしまう恐れもあるので注意しましょう。