債務整理【任意整理・特定調停・個人再生・自己破産】で借金問題を解決するには

借金問題を解決する債務整理の方法には、任意整理、特定調停、個人再生、自己破産の4つの方法があります。各々の債務整理の方法のメリットとデメリットを詳しく解説します。また、過払い金の請求についても説明しています。任意整理、特定調停、個人再生、自己破産のうち、どの債務整理が一番適しているかをどのようにして判断すれば良いか?また、その手続きにはどのようなものが必要かも説明します。過払い金請求によって、借金問題を解決するだけでなく、お金が戻ってくる場合もあります。

債務整理以外の解決方法を知る~おまとめローン~

債務整理については、借金の解決方法として確立されています。借金の解決方法としての債務整理を選択する、ということですがデメリットがあることも事実です。最も多くの方が嫌がってるのはブラックリストへの登録でしょう。個人信用情報に傷がついてしまうわけです。

こちらでは、債務整理以外の借金の解決方法の一つを提案します。例えば、「おまとめローン」を利用する、といった方法があるわけですが、実際にどのようなものなのでしょうか?

効果だけではなく問題点についてもお話します。


■おまとめローンとは~効果について~

・借金を一括化する

債務整理する状況の場合は、3社や4社、中には5社や6社から借り入れしている方もいるでしょう。いわゆる多重債務状態になっているわけです。

複数の業者から借金をしていると返済手続きだけでも大変です。しかも、個別に借金しているということは、金利も高く設定されていることが少なくありません。

そんな借金を一つにまとめてしまうのがおまとめローンです。金利が低く設定できたり、毎月の返済が1回に限定されたり、といった嬉しい効果を持っているのです。

・総量規制の対象外でもある

消費者金融やクレジットカードに関しては総量規制が関わってきます。しかし、おまとめローンに関しては、総量規制から除外されているので、年収の3分の1を超えても利用できる、といったメリットがあります。

・再度の返済期間の設定が出来る

返済期間ですが、おまとめローンを利用する時に、決定することが出来ます。毎月の返済金額が高い場合には、返済期間を伸ばす、といった対処方法もあります。返済期間を伸ばせば、毎月の負担額も少なくなります。


■おまとめローンの問題点

・根本的な解決にはならない

利息金の支払いなどが有利になるケースはありますが、借金の元金は1円も減りません。借金元金は全額返済しなければなりません。大きな返済額の低減効果は期待できないので、一定以上の返済能力がある方でなければ、おまとめローンを利用してもよい結果が得られることはないのです。

・逆に返済金が増えてしまうこともある

返済期間を延ばしてしまうと、返済金が増えてしまいます。返済金を減らすためにおまとめローンを利用したのに、本末転倒な状況になってしまうことも十分に考えられるのです。
返済期間の再設定には細心の注意を払いましょう。