おまとめローンで失敗してしまうことも
債務整理ではなく、おまとめローンで窮地を脱しよう、と考えている方も多いでしょう。そういった方は、おまとめローンのマイナス部分もしっかりと把握しておくことが必要です。場合によっては失敗してしまうこともあるのです。
こちらでは、どんなケースでおまとめローンの利用が失敗してしまうのか?といったことについてお話します。
■かえって金利が高くなってしまった
・必ずしもおまとめローンの金利が低いとは限らない
おまとめローンの金利ですが、一般的なキャッシングローンの金利よりも低いと思っていませんか?もちろん、その可能性は十分にあるのですが、場合によってはかえって高く設定されてしまうことも考えられるのです。
例えば、銀行カードローンの借金を消費者金融のおまとめローンに借り換えたとしましょう。銀行カードローンの実質年率は最高でも14.0%から15.0%に設定されている事が多いわけです。一方で、消費者金融のおまとめローンの実質年率は最高で18.0%に設定されていることもあります。
もちろん利息制限法も関わってくるので、100万円以上の借金をまとめる場合の最高実質年率設定は15.0%です。それでも最高実質年率が14.0%の銀行カードローンの借金を実質年率15.0%のおまとめローンにまとめてしまうと、金利が1.0%も損してしまいます。
銀行カードローンの金利は基本的に有利なので、できれば銀行カードローンの借金は消費者金融にまとめないで下さい。
■おまとめローンが組めないことも考えられる
・審査に通らなければならない
必ずしもおまとめローンが利用できるわけではありません。審査に通らなければならないのです。仮に現状の返済能力がない、と判断されてしまった場合には審査落ちになってしまいます。
おまとめローンが組めない状態になってしまうと、他のおまとめローンも審査落ちしてしまう可能性があります。基本的に審査の内容はどのキャッシングも一緒なのです。難易度といったものには違いがありますが、審査落ちするということはどこかしらに問題があるわけです。
■闇金の魔の手にかかってしまう可能性あり
・騙されてしまうこともある
実際に、悪徳業者が存在しています。おまとめローンを利用したい、と思っている方に対して甘い言葉で誘いをかけて大損をさせてしまうのです。
例えば、審査後に債務整理を勧められて弁護士を勧められてしまった、という場合にはかなり問題のある業者です。すぐにその場を立ち去りましょう。